紛争の内容
不動産の名義人かつ住宅ローンを負っている方が住宅ローンを引続き支払うという条件で離婚をし、家を出ていきましたが、その数年後に不動産の明渡しが求められてしまいました。
交渉・調停・訴訟などの経過
現状の不動産をどのように取り扱うべきかということが争点となりました。
本事例の結末
お互いが譲り合い、和解により終結しました。
本事例に学ぶこと
離婚をするにあたって、不動産をどうするのかということを決めずに別れてしまうことがあります。住宅ローンを負っている方(不動産の名義人となっている側)が出て行き、他方がその不動産に住み続ける場合、どのような法律関係で住み続けるのかが問題となります。
不動産をお持ちの方が離婚をする場合、不動産の処理は悩ましい問題となると思います。どのように処理をするのが良いのか、離婚の前に一度ご相談、あるいはそのやりとりを書面に残された方が良いと思います。